放射線を超えて Getting beyond radiation
昨夏の陽光は放射線と共に生きる難題を突きつけた。
冬に降った雪は芯から冷たかった。
Last summer’s sunshine thrust upon us the ordeal of living with radiation.
The winter’s snow chilled us to the core.
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赴任した大学で被災し、その専門知識を福島に捧げる決意をした核医学研究者が「日本語」と「英語の対訳」で綴る、放射線問題を巡る珠玉のエッセイ。
福島の人、そして子どもたちのお母さんのための言葉。
国際的差別を避けるための海外への言葉。
低線量被ばく、食の安全など、放射線リテラシーを語る専門家の責任ある言葉。
この本を読んでほしい人たちへ。
本書は、どの放射線関連本よりもわかりやすく、そして優しく書かれています。
放射線とどう生きていくのか、本書は、すべての日本人が「自分で決める」ための知識と勇気を与えてくれることでしょう。
そして、日本を支援し、時に不安視する世界中の人々へ、正しく、福島の、日本の現状を伝えてくれることでしょう。
※本書は「チェルノブイリ後の欧州の内部被曝管理の応用による放射線被曝情報管理の標準化の拡張」研究の一環として、個人の被曝情報管理の重要性を一般に啓発することを目的として作成されたものです。
■書籍名:放射線を超えて Getting beyond radiation
■著者:奥真也(著)金子恵美子(監訳)
■出版社: SCICUS
■発売日 : 2012/5/31
■金額:1100円(税込)
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